第46回 フィリピンよもやま話 マニラ編

第46回 フィリピンよもやま話 マニラ編

マニラのホテルに宿泊した翌朝。パンパァ~ン 何発かの銃声から始まったのがフィリピンとの関わりである。

フィリピンでは、特別許可を取得すれば21歳以上なら誰でも銃を持てるのです。

街のショッピングセンターには銃砲店や射撃練習場が何軒もあり、登録されている銃の数倍の量が市中に出回っているとも言われるくらい氾濫している様です。

 

実際に、私の勤めた工場のローカル経理部長が取引先とのトラブルから、2人乗りバイクのヒットマンに銃殺される事件が起きました。

その後暫くの間は通勤の際には、ビジネスバッグに厚さ1~2cmの鉄板を入れて置き、車の横にバイクが近付いて来る度に、そのバッグを弾除けにして身構えていた経験があります。 (安部元首相のSPが持っていたカバンの様な弾除けを想像して下さい。)

しかしながら、フィリピンは治安が悪いと言われていますが、普通に生活している分には全く不安が無いのも事実ですのでご安心下さい。

 

【何らかの理由で日本に帰らない、帰れない日本人達】

上記の様な日本人が沢山住んでいるのもフィリピンの特長です。 

現地訪問の際に、助けて貰った。一緒に酒を飲んだ。親切にして貰った。

あの人は良い人だ。と心を許すと、コンサルやブローカーまがいの現地在住の日本人が多いので、後々、痛い想いをする羽目になるので注意して下さい。

(外国では、日本語を話す外国人と素性の分からない日本人に要注意です。)

 

同時に、全財産を持ってフィリピーナを追いかけて行き、お金が無くなった途端にフィリピーナから追い出される日本人が少なくありません。

現地日本大使館はこの様な人には殆ど救済の手を差し伸べてはくれないのをご存知ですか? せいぜい日本に居る親族に連絡して、帰国の飛行機代を出してくれ。と依頼する程度。 殆どの場合は、お金を持って、女のケツを追いかけて行った奴など知らん。と断られる。とは現地で知り合った大使館職員の言。

所持金無し、住む家も無しの彼らは「困窮邦人」と呼ばれ、最後には現地の貧しい人々やキリスト教ボランティアに助けて貰って生き延びるしか方法は無い様です。

この記事を読んでいるア・ナ・タ!! 

ダメですよ。 フィリピーナにハマっては!! 火傷しますよ~。

 

フィリピンと言えばカラオケ

日本人向けカラオケがあちらこちらに点在しており、その上に結構安いので病み付きになる日本人も多い様です。

現地に赴任してからカラオケに通うようになり、フィリピーナの毒牙にかかる日本人も少なくありません。

『親兄弟が病気だからシクシク 涙。兄弟姉妹の学費稼ぎの為に、、、。グスングスン 涙。』 『だから仕方なくカラオケで働いているの。グスン。シクシク。』と涙ながらに耳元で囁かれたなら、情に脆い日本人のオジサンはイチコロなのである。 あの手この手でオジサンからお金を巻き上げる演技派女優揃いなのです。

彼女等は日本人からお金を巻き上げるマニュアルまで持っているから驚きです。

(オジサン当人は下心もあり、搾取されている事には気が付かないので始末が悪い)

私も、、、イヤ!! 私の友人です。ユ・ウ・ジ・ン。 随分、国際貢献(?)して来たそうです。

(ホントに友人の事か? と疑っている ア・ナ・タ  ホントだってばぁ~)

 

Shall we Dance? ならぬ Shall we Play?

フィリピンには至る所にバドミントンセンターがあり、誰でも仲間に受入れてくれるフレンドリーな文化があります。

平日の夜や土日には、近くのバドミントンセンターに行って仲間に入れて貰い楽しんだものです。 最初は, 『変な日本人のオヤジがバドミントンしたいんだってよ?』てな顔をしていましたが、バドミントン歴40ン年のワ・タ・シ。 そこそこに試合して、少しイジメてやってからは、【ハ・ヤ・サ・カさぁ~ん。Shall We Play ? 】 と相成り候う。

毎回数十ペソのプレー代とジュースやお菓子の差し入れでお金はかかるものの、カラオケよりは断然に安上がりで楽しく健康に良いのである。

フィリピンを去る頃には、会社関係で知り合った人数より、バドミントンで知り合った仲間の方が数段多くなったのは確実である。

フレンドリーで親切。いかつい顔でも、笑うと可愛いフィリピン人 大好きな国である。

 

次回はフィリピン セブ編をお届けします。