第174回 小噺で免疫力アップ

第174回 小噺で免疫力アップ

 コロナで明けコロナで暮れる毎日にうんざりしている方が多いと思います。そこで今回は、少し不謹慎かもしれませんが面白い小咄を紹介しますので、笑って免疫力をアップしてください。

 私は落語や寄席が好きで有名な落語家が来仙すると観に行き、仙台の常設寄席花座(現在は休業中)にも何度か通い、ラジオの寄席番組などは録音予約をしていつも聴いています。

 そして面白い噺はメモを取ることもあり、その中で特に笑えるものをとりあげました。すべて聞いた噺なので私のアレンジやパクリですが、そこはこの時世ですから創作者には勘弁していただきたいと思います。

 

 

お葬式

お葬式の時にお寺の住職が神妙に御経を読んでいました。

その中で何度親が注意しても、バタバタと騒ぐ子供がいました。

親せきの大人が我慢できずについ叫びました。

「ボウズ!静かにしろ!!」

お坊さんは、ばったりと御経をやめてしまいました。

 

見合いの席

娘の父親が婿候補の親に頭を下げて挨拶をしました。

心の中では「ふつつかな娘ですが、よろしくお願いします」

しかし、実際の挨拶では・・

「ふしだらな娘ですが、よろしくお願いします」

 

さい銭泥棒

夜中、お寺に賽銭泥棒が入りました。

表門を出ようとしたところ、門前の仁王様が怒って泥棒を踏みつけました。

たまらず泥棒がブーッと屁をこきました。

仁王様 「く・・曲ェ者(臭ぇ者)!」

泥棒 「ニ・・ニオウか~?」

 

おとぎ話・桃太郎異聞

お爺さんは山へ草刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行き大きな桃を拾いました。

家に帰ったお婆さんは、桃を一切れ味見したらあまりの美味さに・・

「もう一切れ、もう一切れ・・」といって、つい全部食べてしまいました。

お腹が張って張って、ついおならをブウ~としてしまい、とまらなくなりました。

そのおならはモヤのように漂いながら、お爺さんのいる山まで流れてきました。

お爺さんは鼻をクンクンしながら、草を刈りながらも顔をしかめ思わず言いました。

「くさかった~・・」

 

おとぎ話・花咲かじいさん異聞

隣の正直爺さんから欲張り爺さんが犬のシロを借りました。

「こら、犬!オラにも宝を見つけるのだぞ!」

しかし、いくら言ってもシロは言うことを聞きません。

欲張り爺さんは腹を立てて、シロの尻尾を持ってブンブン振り回しました。

シロは怒って言いました。

「離さんかジジイ! ハナサンカジジイ!」

 

ネズミ

ネズミを捕まえた男が別の男に言いました。

「おい、ネズミを捕まえた。大きなネズミだ」

「なんでぇ、ちっとも大きくねぇじゃあねぇか、こんなの、小せぇよ」

「いいや、大きい」

「小さい」

「大きい」

「小さい」

「大きい」

「小さい」

すると、ねずみが一声、「チュウ」

 

新婚旅行

「ママ、新婚旅行って何?」

「結婚したばかりの男の人と女の人が一緒に旅行することよ」

「ふうん、ママもパパと行ったの?」

「行ったわよ、とても楽しかったわ」

「その時ボクも一緒に行ったの?」

「もちろん行きましたとも。行きはパパと一緒に、帰りはママと一緒にね」

 

コンビニ

店長とカップルの会話。

「こちら、温めますか?」

「ウチらのようにアツアツでヨロシク!」

(温め終了後)

「こちら、大変冷めやすくなっておりますので、お気を付けください。」

 

乗ってほしい車

50代の既婚女性に街頭アンケート

「ご主人に乗ってほしい車は?」

女性A 「ベンツ」

女性B 「BMW」

女性C 「レクサス」

女性D 「霊柩車」

 

日本を考える

男A 「日本の官公庁の中で本気で明日の日本のこと考えているのは、どこだと思う?」

男B 「気象庁!」

 

1964年東京オリンピック

テレビの実況中継を見ていたおばあちゃん

「日本人はプレッシャーっていう外人に弱いんだのう・・」

 

交通事故

「隣の奥さん、交通事故で顔に大怪我したんですって!」

「あらま!お気の毒ねぇ!」

「でも整形手術で顔は元に戻ったそうよ!」

「お気の毒ねぇ!」

 

 

次は超短い噺です。コロナで元気のない家族や知り合いにでも話してみて下さい。

 

その1(誰でも知っている・・)

「となりの空き地に囲いができたってねえ」

「へえ~」

 

その2

「雨が漏ってきたね」

「やあねえ」

 

その3

「お坊さんが通るよ」

「そうかい」

 

その4

「かあちゃん! パンツ破けちゃったよ」

「またかい」

 

 

最後に最近の婚活中の女性の面白い言葉

 

「理想のタイプは?」

いろいろ話し合いましたが・・・

「世の中ね、顔かお金かなのよ」

実は反対によんでも同じなのです。

「よのなかねかおかおかねかなのよ」

 

お後がよろしいようで・・・