第165回 「Seventy years in Japan」 〜シニアのメリットは・・・〜

第165回 「Seventy years in Japan」 〜シニアのメリットは・・・〜

 ブラッドピット主演の「セブンイヤーズインチベットSeven years in Tibet」は1997年のアメリカ映画、オーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーがチベットで過ごした7年間を描いた作品です。1939年に第2次世界大戦中にチベットのラサに行きついた彼が、その地でまだ若かったダライ・ラマ14世との交流がメインテーマになっています。その映像の素晴らしさと共に、中国とチベットの関係も考えさせる私の好きな映画のひとつです。

 

 最近その映画を再放送したので観ていたら、映画とは全く関係ないが「セブンティーイヤーズインジャパン」という言葉が頭の中に浮かんでいました。とうとう日本で70年間過ごした私ですが、自分ではそんなに長い間人生を歩んでいたとは実感がわかず、「夢か幻」としか思えないような瞬く間の年月でした。

 私たちは年齢を重ねると、どうしてもマイナスのイメージを持ってしまいますが、実は多くのメリットがあるのです。

 

60歳代のメリット

 公共施設のほとんどが割引や無料で利用ができる。60歳あるいは65歳でそれが享受できるかは自治体により違いがあるが、仙台市の場合には65歳になると「豊齢カード」が支給される。そのカードを提示すると市で運営している動物園、植物園、天文台、博物館等の多数の施設が無料となる。もちろん仙台市以外の自分が住んでいる市町村以外でも、公共施設は割引の特典が受けられるところが多い。

 

 娯楽では、映画が55歳から夫婦割があり、60歳になると単身でも割り引いて映画鑑賞ができる。カラオケでも学生料金並みの優待の所もあり、アルコール以外のドリンク飲み放題を週末に二人で1時間過ごしても千円以内で利用できるところもある。

 

 スポーツ関係では、フィトネスジムやゴルフ場や練習場、ボーリングセンター、スキー場、スポーツ用品店などのほとんどにシニア優待制度があり是非利用したい。

 

 飲食店の場合は、焼肉やシャブシャブや寿司の食い放題の割引額が大きく、500円オフが常識。以前は喜び勇んで夫婦や友人と出かけたのだが、どうしても「モトをとってやる」のさもしい根性が出て腹十二分以上に摂取してしまい、後が大変になるので最近は少し遠慮している。

 

 生活面では、日常よく買い物をするスーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなどに、無料会員制のシニア優待があるが店によってその内容がかなり違うので遠慮せずに問い合わせて活用したい。最近では理容室でも優待があるようで、頭髪が寂しくなってきたので手がかからないから安くなるのではなどと、ひがまないで散髪に行くことをお勧めする。

 

 旅関係の優待の筆頭にあげられるのは、JRの「大人の休日倶楽部」である。50歳から入会できるが、なんといっても65歳から(女性は60歳)の大人の休日倶楽部ジパングは、JR運賃が3割引なので年会費もすぐに元をとれる。高速バスでも会社によっては割引があるので、問い合わせてから利用したい。

航空会社利用でANAやJALの場合は、シニア割引やシルバー割引と称して当日に限り半額以下で搭乗できるのでかなりお得である。

 つい最近のニュースでは、65歳を過ぎた屋久島町長がこの優待を利用しフライト当日に普通運賃の航空券を払い戻し、再度シニア優待で安く購入し差額を懐に入れていたということで問題になっていた。5年半で96回のフライトでこの優待を利用したのでかなりの金額になっているらしい。

 東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンでのシニア優待は1割位だが、それでも入園料が8千円近くと高いので、ビール代くらいにはなりそうである。

 

70歳からのメリットとデメリット

 古希になってからのメリットは、仙台市の場合は「敬老乗車証」が支給され、チャージした金額の10倍分のバスや地下鉄が利用できるようになる。千円チャージで1万円分利用できるので、私の姉夫婦は郊外に足を延ばしフル活用している。年寄りは外に出て健康を維持してほしいという市の暗黙の要望にまさしく沿った生活をしている。仙台市以外でもこのようなサービスを実施している地方自治体は少なからずあるようだ。

 健康保険は従来の3割負担から2割負担に減少するが、制度の変更でもうすぐ75歳からの1割負担がなくなるというのが残念である。また、会社勤めをしていても厚生年金を支払わなくなるのも70歳からである。

 NHKや民放や新聞社で主催している各種のカルチャースクールの入会金も70歳になると無料になるので、三日坊主もあまり苦にならないので気軽に参加して教養を高め趣味を広げたい。

 道路交通法でも「13歳未満と70歳以上、自転車で歩道可」という施行令があり、どんな歩道でも自転車でブイブイ走行可能である。しかし、万が一事故を起こしてしまうと他人に迷惑をかけたり、自民党の谷垣さんのように脊椎損傷にでもなったりしたら目も当てられないので十分に注意したい。

 

 デメリットとしては、その一つに献血ができなくなったということがある。献血は70歳未満までという規則があり、私は誕生日の1週間前に最後の献血に行ったら、スタッフが数人出てきて感謝の挨拶と感謝状、記念の写真、菓子類やティッシュなどをプレゼントされたが、嬉しいというよりも少し残念な気持ちになってしまった。

 その他には銀行ローンが不可になったり、旅行傷害保険のオンライン契約が不可になったりと、少し不便なことがあるがあまり気にするようなことではなさそうである。

 

 我々シニアはそのメリットを生かし、深謀遠慮しながら脳と体力の衰えを1日でも伸ばして、自分の経験と知識を少しでも多く世に残したいものです。

 そして、今から我々の仲間入りするまだ若い人たちには歳を重ねることを恐れずに、一日一日を大切にして過ごすことを考えてほしいと思うのです。

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