第72回 一度は検討してみたい超社員制度 〜ある人事システム〜

第72回 一度は検討してみたい超社員制度 〜ある人事システム〜

 プロ野球のシーズンも終わり、東北楽天ゴールデンイーグルスが「もしかすると優勝!」と大きく期待したことも「夏草や 兵どもが 夢の跡」の心情になってしまったこの頃です。

 

 NPBは1軍とファーム、それに社会人チームや独立リーグもありますが、メジャーリーグは8層にもなっていて、上位にたどり着くのは至難の業のようです。ただし、そういう構造になっているからこそ、強い選手が輩出され強いチームになるのかもしれません。

 

 そこで今回は、プロの野球やサッカー、バスケットボールも少し参考にして私が提案した人事システムについてご紹介します。

 

 このシステムと同じようにやっている企業はもちろんあるとは思いますが、うまく運営すれば中小企業にとっては、良い人財の確保や定着にもなるのではないかと考えます。

 

 社員は5層に分けることになり、組織上は正社員の上は役員なので実際は6層となります。しかし、各企業で執行役員の考え方や取締役、監査役などの立ち位置に微妙な違いがありますので、5層についての説明になります。

 

 その5層とは、正社員甲、正社員乙、アシスト社員、サポート社員、パート社員となります。

 それぞれについて、定義、資格要件、採用方法、雇用期間、登用、賃金等などがありますが、そのうち今回は定義と資格要件、登用、賃金等についてふれておきます。

 特に正社員の定義については、常にそれを意識するようにいろいろな面から働き掛けることが必要です。

 

 

<正社員甲>

1. 定義

(1)会社、職場をリードしていける

(2)高度な専門技術を有し業務に精通している

(3)担当職務に対する改善案を実行できる

(4)自己啓発意欲がある

 

つまり、「正社員甲」とは自ら考え行動し、変化する環境に対応できる能力をもつ人財であり、創造性を発揮し具体的な成果と事業活力を生み出す人財、そして成果と報酬の関係を明確に意識し行動するプロフェッショナル意識をもつ人材であるということです。

 

2. 資格要件  原則として3等級以上の者

3. 登 用   管理職への登用あり

4. 賃金等   給与は月給制。退職金は採用時から算出

 

 

<正社員乙>

1.  定義    正社員甲の定義の半分に満たない者

2.  資格要件  原則として、新卒採用か2等級以上の者

3.  登用    正社員甲への登用あり

4.  賃金等   正社員甲に同じ

 

 

<アシスト社員> 

1. 定義

(1)一定の職務を全うし、部分責任を負う者

(2)自己の担当する職務を熟練化や専門化している者

2. 資格要件  

 正社員あるいはサポート社員であっても、以下の要件によりアシスト社員になる場合がある

入社後の勤務年数により、会社が定める等級に在位しない者(具体的要件は省略)

3. 登用  直属の上司の推薦及び本人の申出により、正社員への登用あり

  *申し出参考例 産休後や家の都合により残業や交代勤務が負荷の場合、申し出によりその期間をサポート社員待遇とする。

4. 賃金等  給与は月給制

諸手当、退職金制度、賞与制度、定期昇給制度は別途規定とする

         (家族手当1/2、在位中の退職金の計算期間から除外等)

 

 

<サポート社員>

1. 定義  マニュアルなどにより定められた日常定型的な職務を行なう者

2. 資格要件  勤務年数が10年経過した時点で、未だ1等級に在位する者

3. 登用  アシスト社員への登用あり

4. 賃金等  時給制、(8時間)家族手当なし、

上位層になった場合は、在位期間は退職金計算の期間には含まない

 

 

<パート社員>

1. 定義   サポート社員に準ずる

2. 登 用  サポート社員への登用あり

3. 勤 務  原則として5時間勤務

 

 

資格要件、採用方法などは従業員の資質、能力、経歴などにより変更することもあります。

等級とは、賃金制度として1等級から6等級まであり、各等級の資格条件があります。

各層の社員は原則として、上司の推薦および本人の申し出により上下どちらの層にも移動が可能です。

仕事に対して前向きな社員は、パートやサポート社員としての採用であっても、常に上位の層に行ける可能性があるということを周知徹底することも重要です。

蛇足ですが、その為には会社独自の福利厚生などは全員が公平に享受できるように実施することもいいのではないでしょうか?

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