第18回 若手社員定着法!?

 先日にある会社が「麻雀採用イベント」と称して大卒社員29人の応募者に麻雀をしてもらい、1位になった学生は4回ある面接の最終面接からスタートでき、2~10位の学生も2次面接までが免除されるという採用選考をしたという話題があった。

 

 私も10年以上前に高校卒業生の応募者が多かったので、入社試験時に「赤弁採用選考」をしたことを思い出した。午前の採用試験後にお昼になったので、20名位の高校生に社員が食べているのと同じ赤箱弁当を出し、「いただきます!」と同時に一斉に食事するように促した。

 

 応募者には話しておかなかったが我々はひそかに、食事を早く終えた順番をつけ一番早い応募者は採用、遅い応募者は不採用とし、又おかずをあまりにも残した者も不採用の対象としたことがある。

 

 いろいろと物議はあるだろうが、その時分の採用の方針の一つが「ヒト、たべもの、スポーツ等の好き嫌いのない方」ということもあり、やはり食事があまりにも遅いと仕事も・・・とか、食べ物に好き嫌いがあると人にも・・・などの理由であった。

 

 今でも実施しているはずだが、採用が決まった高校生、大学生は卒業前年の10月に会社に来てもらい、会社の詳細な説明や卒業までの心がけなどを半日かけて説明する。

 

 説明が終わったら、参加した学生にお土産として100万部以上出たという五日市剛氏の「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という小冊子を配り、次回にその感想文を提出してもらうことにしている。この本は1時間足らずで読めるが、シンプルではあるが大変に含蓄のある内容なのでお勧めする。

 

 そして、その最後に「これまで育てていただいた自分の両親に初給料後に何らかの謝意をすること、そしてそれを実行したら翌月の給料日までに会社に報告書を提出すること、もししなかったら会社を辞めるという内容の誓約書にこの場でサインしてほしい」と話し、全員にその誓約書にサインをしてもらう。もちろんその説明会時には親孝行は社会に出る上で一番大切なことである旨の話もするが「もし、サインをしたくなければ当社には入らないでほしい」ともいうが、今までに「NO」の意思表示をした学生はいなかった。

 

 新入社員が入社後に会社に出した「初給料親孝行報告書」を見ると、「両親に焼き肉を御馳走した」「家族全員をファミリーレストランに連れて行った」「衣服や小物をプレゼントした」などが多かったが、その時の感想に「母親が泣いて喜んでくれた」「こんなに喜んだ父親を見たことがない」と予想以上の両親の反応に驚いた様子が書いてあり、今後も続けることを誓った子供たちもいた。

 

 「鉄は熱いうちに打て」とか「人間は磨けば輝くダイヤモンドの原石」という言葉があるが、やはり打たれたり磨かれたりしなければ、いいものにはならない。それも、むやみにやるのではなくどういう形にするのか、どのような光沢にするのか、どこまで硬くするのかなど目標を立てて打ったり磨いたりしなければならない。そして、その手段として最初は粗仕上げをし、次に目標に近い状態に加工し、最後に艶出しや強度を鍛えたりする。もちろん人間なので思い通りにはいかないので、然るべきタイミングでフォローなどをしなければならない。

 

 新卒社員の離職率は高卒で3年以内が40%、大卒で32%だそうだが中小企業が大半の100人未満の会社になると39%と跳ね上がってしまう。

 

 ただ、「入社した新卒が三年後、全員残っている会社は収益力が低い」という見方もあるらしいが、やはりせっかく入れた社員はなんとか少しでも長く定着させたいというのが会社の願いである。

 

 若手社員から退社意向の話を切り出されたら、ほとんど止める事が出来ないので、その前に手段を講じなければならない。

 

中小企業の1人当りの年間純利益額は以下の通りとなっている。

 

製造業 20~60万円

建設業 15~55万円

小売業 10~35万円

飲食業  5~20万円

 

 社員を給与面だけでつなぎ留めるというのは、この数字から見てもなかなか難しい。人は認めてもらうことが「やりがい」であり、仕事を通して成長することが自覚できて会社や業務に対しての愛着心が湧いてくる。社員はほとんどが「人財」や「人材」になっても「人在」や「人罪」にはなりたくないと思っている。そのためには「過去」と「現在」の成長状況が的確にわかるようにしたい。人は他人との比較ではやる気を失うが、過去の自分との比較では素直になれるので、その為の手段を講じると良い。

 

 その具体的な手段の一つを現在開発中なので、できたら今後ご披露したいと考えている。 

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