第27回 外国人を採用する7つのメリット 1

第27回 外国人を採用するメリット 1

けれどけれどで、何もしない。 ひとつひとつかたづけていくんだよ。  『相田みつを』

 

胸に突き刺さる言葉ですね。 皆様!!言い訳ばかりで後回しにしていませんか?

ギリギリ最後まで引き延ばしているとミスも増えるものです。  

何事も着実にひとつひとつ片付けたいものですね。

 

外国人を採用する7つのメリット

国内の人材不足により、増え続けている外国人採用。導入はまだしていなくても、事業のグローバル化や人手不足のため、外国人採用を視野に入れている企業も多いでしょう。

 

日本の最低賃金は、全国平均で930円。

他国と比較しやすいようにドル換算すると、約8.5ドルです。

対して、アジア諸国の最低賃金は以下の通りです。【2021年6月時点  時給換算】

◎韓 国       7.1ドル     ◎台 湾    5.2ドル     ◎中国    2~2.6ドル

◎インドネシア  1.5~2ドル    ◎ベトナム 0.7~1.1ドル  ◎ミャンマー   0.5ドル

 

このように、日本の賃金水準はアジア諸国から抜きん出て高いことがわかります。

言葉や文化や違う国で家族と離れて暮らすというデメリットがあっても、自国より圧倒的な高賃金というメリットがあるので、日本での就職を目指すアジアの若者は多いのです。

対して、欧米諸国の賃金水準は日本よりも比較的高くなっていますが、これらの国々の人が日本で職を求める理由は、日本文化や技術等への憧れがほとんどで、着物・日本食・アニメなど、日本独自の文化を愛好する外国人は非常に増えています。

また、日本には世界の先を行く先端技術を持った企業が多数あります。日本で働く外国人は、故郷を離れて日本で求職するだけの理由がある、高いモチベーションの持ち主が多いのです。

加えて、日本は諸外国に比較して、本国から距離的に近い。治安が良い。のも理由です。 

送り出す御両親にとっても、近くて安全な国に送り出す事は大きな安心材料なのです。

 

外国人を採用する7つのメリット

1) 優秀な若手人材の獲得ができる。

外国人採用のメリット1つ目は、若くて優秀な人材を獲得できることです。

現在、日本は少子高齢化により、深刻な若い人材の不足に悩まされています。

そこで注目されているのが外国人の労働力。先に触れたように、アジア諸国の優秀な若者は、高い賃金水準に魅力を感じて日本での就職を目指す人が多いのです。

日本国内では補いきれない若い労働力を、外国人採用で補うことが可能となります。

 

2) 海外進出などの多言語対応が可能

事業のグローバル化やインバウンド対策により、日本企業は急激に多言語への対応を迫られています。

しかし、日本人の語学力はそれに追いついておらず、英語や中国語、その他の言語を流暢に扱うバイリンガル・トリリンガル人材は稀。

対して日本で就職する外国人には、自国語と英語や日本語を話せるマルチリンガルが少なくありません。

外国人の採用を、多言語対応や事業の海外展開の足がかりにすることができるのです。

 

3) 日本人とは違う視点からアイデア創出

日本とは違う文化を持つ国で育った外国人は、当然日本人とは違う考え方を持っています。そこから生まれる新しい視点は、滞った社内の空気を活性化してくれます。

外国人目線の提案や、異文化交流から生まれる刺激で新たなアイデアを創出しやすくなるのも外国人採用のメリットです。

 

4)人手不足に対しての解決策のひとつ

業界によっては、日本人求職者からの人気が低く、なかなか必要な人材を補えないことがあります。  特に、飲食・宿泊・介護・農業・漁業などの人手不足は、深刻な問題となっています。

そこで新たに導入されたのが「特定技能」という就労ビザ。この特定技能ビザでは、日本国内で人材の確保が困難な14の業種で外国人の受け入れを促進しています。

以前は外国人が就けなかった職種でも外国人労働者を受け入れられるようになり、人手不足の解消に役立っているのです。

 

書面の都合があり、7つのメリットの5)~7)の補足説明は次回に紹介させて頂きます。

5)自社採用の幅が広がる

6)早期退職者が少ない

7)採用コストを抑えられる?