第18回 OTITとJITCO

第18回 OTITとJITCO

一生勉強 一生青春   『相田みつを』 

 

相田氏は別の名言で、人間のほんとうの幸せとは「充実感のある生き方」だと仰っています。

私も、常に勉強を心掛け、若い気持ちを維持した充実感のある生き方をしたいものです。

(本音:あぁ~胸が痛みます。)

 

OTITとJITCO

技能実習や特定技能の外国人労働者受入れに関して許認可や支援をしてくれる組織にOTIT(外国人技能実習機構)とJITCO(国際人材協力機構)がありますが、役割や業務に大きな違いがありますので簡単に紹介致します。

 

外国人技能実習機構(OTIT)とは 【2017年設立】   

技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護を図り、もって人材育成を通じた開発途上地域等への技能等の移転による国際協力を推進することを目的とした組織であり、技能実習制度を利用する上で重要な役割を持った組織です。

すなわち、外国人技能実習制度を適切に活用し、外国人実習生を保護する目的で設立された機関のこと。

 

外国人技能実習機構の業務は、以下の7つです。

※1 技能実習計画の認定

※2 実習実施者・監理団体への報告要求、実施検査

※3 実習実施者の届出の受理

※4 監理団体の許可に関する調査

※5 技能実習生に対する相談・援助

※6 技能実習生に対する転籍の支援

※7 技能実習に関する調査・研究等

 

外国人技能実習機構は、技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護という重要な役割を持った業務を行う機関です。

その業務に伴い、実習実施者として技能実習生を受け入れる企業や監理団体は外国人技能実習機構と関与することになりますので、技能実習制度を利用する場合は、どういった機関なのかという事を知っておく必要があります。

 

技能実習制度においては本音と建前があり少し疑問を感じる所もありますが、外国人技能実習生を受け入れる際は、必ず外国人技能実習機構を利用しなければなりませんのでOTITの概要は理解しておくべきと考えます。

 

OTIT詳細は下記 HPを参照願います。

http://www.otit.go.jp/

 

 

国際人材協力機構(JITCO)とは

1991年に財団法人「国際研修協力機構」として設立され、2012年4月に内閣府所管の公益財団法人に移行。2020年4月1日に法人名称を「国際人材協力機構」に変更。

(2017年に設立されたOTITの前身と考えると理解し易いです。)

従来は技能実習のみを扱っていましたが、現在は技能実習生、特定技能外国人等の外国人材の受入れの促進を図り、国際経済社会の発展に寄与することを事業目的としています。

 

① 技能実習制度の総合支援機関として

技能実習制度全般にわたり、監理団体・実習実施者・送出機関等の制度関係者に対し、セミナーの開催、個別のご相談対応、教材等の開発・提供などの各種支援サービスの提供。

 

② 主務大臣からの告示を受けた養成講習機関として

監理団体の監理責任者や実習実施者の技能実習責任者等に対する養成講習を実施。

 

③ 特定技能外国人の受入れ等に関する総合支援機関として

技能実習同様、制度関係者の方々に対するセミナーの開催や申請支援サービス等の各種支援サービスの提供。

 

「受入れ支援」「送出し支援」「手続き支援」「人材育成支援」「在留支援」の5つの支援を柱に、受入れ機関(特定技能所属機関)、登録支援機関等の制度関係者に対し各種サポートを提供しています。

基本的には利用は無料ですが、賛助会員(有料)になるとセミナー受講や最新の情報等の提供が得られます。(強制加入ではありませんのでご安心下さい。)

賛助会員の特典は下記URL参照願います。

http://www.jitco.or.jp/ja/member/index.html

 

JITCO詳細は下記 HPを参照願います。

http://www.jitco.or.jp/

 

各種相談や情報入手は:

『技能実習』に関しては、OTIT、JITCO、そしてお近くの監理団体 等々から。

『特定技能』に関しては、出入国在留管理庁、JITCO、そしてお近くの登録支援機関 等々から。

※技能実習はOTIT、 特定技能は出入国在留管理庁が主管となります。